2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧
これは別に人権擁護法案の問題ではなく議会のあり方の問題なのですが、一応参考までに。 [018/034] 154 - 衆 - 議院運営委員会 - 47号 (平成14年06月20日) ○鳩山委員長 次に、国家公務員等任命につき同意を求めるの件についてでありますが、検査官、情報公…
ちょいとバタバタしていたのと、考えが煮詰まっていたのとで、しばらくエントリーを更新することが出来ませんでした。 考えが煮詰まっていたというのは、「“行政委員会が信用できない”と言っているのに、なんで“司法は信用できる”と言えてしまうのか?」とい…
人権擁護法案を自分なりに読み解く試みをここしばらく続けてきたわけですが、今回は感想めいたことを少し。 法律とは立法者の意思の表明であり、それゆえに法解釈とは立法者の意思を解明することに尽きるという考え方は、“立法者意思説”といって昔からあった…
お忙しい中、bewaadさまから丁寧なご指導をいただきました。本当にありがとうございます。拙ブログのエントリー群が“法案分析”と呼べる代物ではないことは承知していますが、拙ブログがBewaad Institute @Kasumigasekiにおける一連のエントリーを生むきっか…
<はじめに> 前回の最後に、「いよいよ『差別助長行為等の差止請求訴訟』です」と書きました。こいつは手強いです。正直なところ、ぜんぜんイメージがわきませんので、下書きのつもりで書きとめておきたいと思います。 前回、前々回で取り上げた「資料の閲…
<はじめに> 前回は、「人権委員会が収集した資料の閲覧謄写(法案第63条)の問題点」について述べました。今回は人権委員会が訴訟に直接関与する場合について考えます。 <人権委員会の訴訟参加とは> 第63条第1項 人権委員会は、第60条第1項(第72条第1項…
<はじめに> 前回(人権擁護法案検討メモ―番外編その3)では、男女雇用機会均等法の運用状況から、人権擁護法案に基づく人権委員会が調停を中心とする準司法機関としてよりも、「行政指導」という“相対交渉を有利に運ぶためのお墨付き”を発行する機関とし…
前回は、人権擁護法案に定められた「勧告」「公表」制度について、男女雇用機会均等法(以下 均等法という)の「勧告」「公表」規定を手がかりにして考えてみました。均等法を取り上げたのは、差別禁止立法であること、報告の徴収並びに助言、指導及び勧告と…
上のエントリーで、Bewaad Institute @Kasumigasekiを「敬愛するブログ」と書きましたが、ほかにも拝見しては刺激を受けたりほのぼのしたりしているブログがあります。 コメントなどは控えているものの、アンテナに入れて更新を楽しみにしているブログ、みな…
私の敬愛するブロガー、webmasterさま(Bewaad Institute @Kasumigaseki)が人権擁護法案を取り上げていらっしゃることを奇貨として、あえてイチャモンをつけてみたところ予想通り得るものが多く、教えを請うてみるものだと思った次第です。ニュースでよく見…
思いもかけず私にとってのカリスマブログ、Bewaad Institute @Kasumigaseki*1にお取り上げいただき、正直ビビッております。国相手に本人訴訟を起こした人の気持ちを(何万分の一かですが)感じている次第です。 さて、ここのところ長文のエントリーを書きす…
<前回を受けて> 先日のエントリー(人権擁護法案検討メモ―番外編)で、人権委員会の行う勧告が不当であると思った場合、裁判所に取消請求・無効確認請求を行うことができるかについて問題提起を行いましたところ、何人かの方から詳細なコメントもしくは別…
<人権侵害調停における解決のありようについて> その3では、訴訟と調停を簡単に比較した上で、権利紛争は裁定による解決がなじみ、利益紛争は合意による解決がなじみやすいということを述べました(もちろんこれは画然としたものではなく、連続的に捉えら…
<訴訟と調停―「訴訟手続の硬直性」は“弊害”か> 「人権擁護法検討メモ(その2)」では、人権擁護推進審議会答申が指摘する「裁判制度の制約」が、人権侵害事件の解決を阻む障壁として本当に存在するのかについて考えました。そこで私は、「現行制度で充分…
※これは、J2さん「音極道茶室」2005年3月12日エントリーへのトラックバックです。 (注記:本稿はJ2氏のエントリーに触発されて書いたものですが、公開している以上J2氏以外の方の眼にも触れることを当然想定しており、本稿に対する皆様からのご批判は甘…
このテーマはずっと後で書くつもりだったのですが。現在、人権擁護法案を取り上げられているブログのうちいくつかについて、以下の質問をさせていただいています。 法案に規定されている勧告、公表など人事委員会の行う行政行為に対する不服申立のありように…
<人権侵害をどうやって救えるのか?―救済のあり方について> 前回、現行の人権擁護機関の元には年間36万件の相談が寄せられ、そのうち約5.2%が人権侵犯事件として処理手続に乗ること、人権侵犯事件として調査する決定の下った事件のうち95%が「援助」、すな…
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050312i203.htm 不要な手術で患者の子宮などを摘出したとして、医師免許取り消しの行政処分が決まった富士見産婦人科病院(埼玉県所沢市、閉鎖)の北野千賀子元院長(78)が、厚生労働相を相手に処分の取り消し…
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050312k0000e040061000c.html 池波正太郎が書いた一文を載せた三重県観光連盟の05年キャンペーンポスターが、文言の一部に不快と感じ取られる部分があるとして、連盟は11日、配布したポスターを回収し廃棄す…
前回のエントリーで人権擁護法案(以下、法案という)について、私は「人権擁護という司法救済のど真ん中の対象を、法務省の外局を一つ作ってなんとかしようなんていうのはおかしい。もしも深刻な人権侵犯事件が巷にあふれており、現行司法制度では如何とも…
知的財産高裁の初代所長に篠原勝美氏 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050309i106.htm 特許や著作権を巡る訴訟を専門に扱う国内初の裁判所として来月1日に新設される「知的財産高等裁判所」の初代所長に、東京高裁部総括判事の篠原勝美氏(60)…
「ビラ配り、建造物侵入でまた逮捕」の続報です。 またまた増田先生のブログ“ろーやーずくらぶ*1”より。 昨日のエントリーで言及した、都立農産高校における建造物侵入事件ですが、検察官は現行犯逮捕された被疑者の勾留を請求しなかったそうです。 “ろーや…
http://www.asahi.com/national/update/0307/TKY200503070590.html 良質な診療ができる「町のお医者さん」を育てよう――日本家庭医療学会(1100人)は、患者の家庭環境をふまえて病気やけがの初期診療ができる若手医師を「家庭医」として認定する。医学関…
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY200503080206.html >> 卒業式が8日朝にあった東京都葛飾区の都立農産高校の敷地内で、日の丸・君が代に反対するビラを配ろうとした男が、建造物侵入の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。男は調べに身元を明か…
ブログ「札幌から ニュースの現場で考えること」から*1。 衆院議員である河野太郎氏のホームページ内エッセイ「ごまめの歯ぎしり」*2において、次のようなくだりがあったそうです。 だいたい朝日新聞もNHKも記者クラブの常連ではないか。身内で固まり、部…
現在NHK総合で“ER 緊急救命室*1”というドラマが放映されています。 先週土曜日に放映された第177話「手紙」(THE LETTER)で、主人公の医師が亡くなった同僚医師の使っていた聴診器をたまたま発見し、これを形見として引き取るというシーンがあったので…
http://www.asahi.com/politics/update/0307/003.html 大阪市の関淳一市長は7日、職員厚遇問題について改革案を提言してきた同市の「都市経営諮問会議」(座長=本間正明・大阪大学大学院教授)を解散し、4月に発足させる市政改革本部に統合させると発表し…
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050307k0000e040057000c.html 福岡県警の裏金問題で、麻生渡県知事は7日の県議会一般質問で「職員の処分などでけじめが付いており、監査要求や告発はしない」と述べ、県警への更なる調査や責任追及はし…
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050306i312.htm 琉球大(沖縄県西原町)は6日、先月25日に行われた入試2次試験(前期日程)の「数学甲」の方程式の問題に不適切な用語があり、200点満点中60点分について全員を「正解」として扱うことを…
増田尚弁護士のブログ“ろーやーずくらぶ*1”経由で知りました。 <都立高でのビラ撒き逮捕に勾留却下> 4日午前8時45分ごろ、東京都町田市の都立野津田高校の校門外ロータリー・バス停付近で、「日の丸・君が代」に反対するビラを配ったとして、警視庁町…