検察調活費問題

ブログ「札幌から ニュースの現場で考えること」から*1
衆院議員である河野太郎氏のホームページ内エッセイ「ごまめの歯ぎしり」*2において、次のようなくだりがあったそうです。

 だいたい朝日新聞もNHKも記者クラブの常連ではないか。身内で固まり、部外者は排除する組織の内側にいながら、報道の自由とか独立を言うか。記者クラブの暗黙の掟をみんなで守りながら、「政治の圧力をかけられた」とはちゃんちゃらおかしい。宮内庁の圧力で皇太子殿下のご成婚報道をひた隠しにしたのは、いったい誰だ。宮内庁の「政治的圧力」には喜々として屈しておいて安倍晋三からの政治的圧力(仮にあったとしたらだが)を特別に問題視するのか。
8日付の新聞に、「法務省は不正流用が指摘されている検察庁の調査活動費について適切に執行されているとの報告書を衆院予算委員会理事会に提出した」という記事があった。「元幹部が主張する不正流用問題は現時点で調査する必要はないとしている」と、たんたんと事実を書いているだけだ。提出されたのは、調査をしてシロでしたというのではなく、検察庁は調査の必要がないと思ってますという報告だ。お前のお腹は黒く塗られているという指摘があれば、腹を見せながら、そんなことはないといえばよいものを、服も脱がずそんなことはないといっているわけだ。(以上抜粋)

 御説ご尤も。
ただまあ、「検察庁衆院予算委理事会に報告書を提出した」との記事を見て以来、衆院の予算委と法務委、本会議の議事録を見てるんですが、一向に出てこないんです、検察調活費問題(私が見落としているのであれば是非どなたかご教示いただきたいのですが)。
提出された報告書の下らなさについては過去のエントリーで既に述べましたが*3、与党議員が「マスコミは腰が引けているからマトモに報道しない」と主張してもねえ。だったら、国政調査権つかって派手に追及してくださいよ、河野センセイ。