先送り。あくまでも先送りに過ぎませんが。

 とりあえずメモ。
 人権擁護法案の今国会での提出が見送りになったそうです。(Sankei Web 速報より)
 そりゃこのタイトな政治日程で、また郵政で与党内に不協和音が鳴り響いてるときに、わざわざ対立軸を増やすことはないですよねえ。

 私は人権擁護法案に反対ですから、どのような理由にせよ拙速な国会提出が行われなくなったことを歓迎します。

 法案をめぐる議論から、さまざまなことを学びました。個人的興味に限って言えば、改正行訴法を読み込むきっかけを得ることができたのは大きな収穫でした。

 この法案は、若干の修正を加えられた後またいずれ浮上してくるでしょうが(浮上すること自体はおそらく止められないでしょう。だって政府案なんですから)、そのときには今回の“議論の蓄積”を活かし、本来の論点である「(本来の意味での)真の人権擁護」についての議論が深められ、本法案に対してきちんと決着が付けられるよう希望します。