フジテレビが少年の実名放映 大阪・教職員殺傷事件

http://www.asahi.com/national/update/0215/014.html

 大阪府寝屋川市の小学校教職員殺傷事件で逮捕された卒業生の無職少年(17)について、フジテレビが15日朝の情報番組「とくダネ!」で、少年の実名が記された小学校時代の卒業文集を放映した際、少年の名前が判読可能な状態で5秒間流れた。
同社広報部によると、文集を放映したのは14秒間で、うち5秒分について少年の名前が判読可能だったという。名前の部分を黒く映像処理して見えなくする予定だったが、処理が不十分だったため、名前が透けて見えたという。放映時にスタッフが気づき、番組終了時、小倉智昭キャスターが「容疑者が少年であり、特定できないように配慮しましたが不手際がありました」と謝罪したという。 
 遠藤龍之介広報部長は「少年法の趣旨に反すること。意図的なものではなく、関係者におわびする」と話している。

 この事件が報じられて数時間後には、ネット上で加害少年の実名(候補)が取沙汰され、また被害者の男性教諭が生前取り組んでおられた活動(民族教育)をあげつらい揶揄するような心無い言説が飛び交っておりました。
 マスメディアだろうとネット上の言論だろうと、私たちがニュースを消費の対象とする限り、報道は加熱し、不安は煽られ、死者は冒涜され続けるということでしょうか。