大阪市カラ残業問題:労組、改革案に反発 過剰福利で非公開団交

http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20050205ddn001010002000c.html

市と市労連は同日午後4時半過ぎから、団体交渉。労連側は、交渉をマスコミなどに公開する構えだったが、市側が「どこまで公開するべきか協議がまとまっていない」として、非公開のまま交渉を始めた。交渉は中断をはさみ、未明まで続けられた。
 山田昇・総務局長は非公開について「あらかじめ、当事者間でルールを決めた上で行うべきだ」とコメント。市は近く、交渉の議事録をホームページで公開する予定だが、すべての市民が閲覧できるわけではなく、「公開」には課題が残った。

 1月27日のエントリーでも触れましたが、公務員の報酬は、いわゆる労使間の合意によって決定されるものではなく、住民の代表たる議会の審議を経ることが必要です。
 市はいままで、密室での労使間合意を優先し、議会という公開の場でのチェックを回避して過剰な報酬を支払ってきたのですから、この期に及んで非公開での労使交渉を行なっていては住民の支持を獲得することなど覚束ないですね。週明けの今日も、密室での労使談合が行われていることなのでしょう。
追記:2月4日の労使交渉要旨は、市ホームページ内で公表されています。
http://www.city.osaka.jp/soumu/topics/sirouren/050204.htm