企業が生命保険買い取り 日本初、困窮がん患者から

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 療養が長期にわたり生活資金を必要とするがん患者から生命保険を買い取る事業を、東京のベンチャー企業「リスク・マネジメント研究所」(浜崎研治社長)が始め、埼玉県の男性患者(50)との交渉がまとまったことが6日、分かった。
 第1号となるこの患者は保険契約者の名義変更を東京都内の生命保険会社に請求したが「取り扱えない」と拒否されたため、「合理的な理由はなく不当」として近く東京地裁に提訴する考え。
 生命保険の買い取りは米国で広く実施され、金融商品として扱われているが、日本での事業は初めて。企業による買い取り実施と保険会社の対応が議論を呼びそうだ。
 リスク・マネジメント研究所によると、患者の余命期間を査定し買い取り金額を決定、患者側に一括して代金を支払う。契約者名義を変更した上で受取人に同社を指定。毎月の保険料を負担し、患者死亡時に支払われる保険金を同社が受け取る仕組み。がん以外での買い取りも実施する。

 困窮している患者とその家族にとっては魅力的な提案ですが、何かしっくりときません(うまく言葉にできませんが)。売り手である患者側の要件(余命・生活の困窮度など)を見極めることが必要でしょう。
 買取という形式ではなく、担保として貸し付ける方法はとれないのでしょうか。