うつ病急増に対応「医療心理師」新設へ、自公民合意

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050204i408.htm

自民、公明、民主の3党は、医療機関で臨床心理業務を行う国家資格を新設するための法案を、今国会に超党派議員立法で提出することに合意した。うつ病患者の急増などに対応するため、心理療法などを行う専門職の質を高め、人数を増やすことが目的。大学で心理学の基礎と医療・保健関係の科目を履修した人に受験資格を与え、資格取得後も実務研修を課す方向。

 既存職種である「臨床心理士」との関係はどうなのでしょうか。

と疑問を抱いていたのですが、カウンセラー・なかがわ たかし氏がご自身のブログ“さいころじすと日記”で以下のように述べられています*1

近い将来----病院は医療心理師にとられ、学校現場からは追い出され----もはや積極的に「開業」する道しか臨床心理士の生き残る道はない、ってことになりそうだ。

臨床心理士修士号取得を必須要件とする資格であるのに対し、「医療心理師」は学士+医療系単位取得が要件のようですから、「医療心理師」は臨床心理士よりも下位資格となるはずですが、どうも臨床心理士の分が悪いようです。“臨床心理士は当然に医療心理師の業務を行える”とでもすればよいのでしょうが、臨床心理士は国家資格ではないので、難しそうですね。