暴力的性犯罪:25%が性犯罪検挙歴 再犯率調査

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050304k0000e040095000c.html

 出所者情報の提供を法務省から受ける基礎資料の一つとするため、警察庁は子ども(13歳未満)を対象にした暴力的性犯罪者(強姦(ごうかん)、強盗強姦、強制わいせつ、わいせつ目的略取・誘拐)の再犯率を緊急調査した。昨年1年間に検挙された466人のうち、過去にも子どもに暴力的性犯罪を加えた検挙歴のある者の割合(再犯者率)は16%(74人)だった。
 過去になんらかの検挙歴があった者は193人。このうち、性的犯罪で検挙歴のある者は120人で、全体のおよそ4人に1人(25%)の割合。子ども対象の暴力的性犯罪のほか、下着盗、児童買春、青少年保護育成条例違反(淫行(いんこう))など他の性的犯罪が28人▽子ども以外を対象にした暴力的性犯罪が18人。子供を対象とした暴力的性犯罪者が何らかの性犯罪を繰り返す再犯者率は、傷害・恐喝(各20%)、窃盗(19%)、詐欺(18%)などを上回っている。

 一時期話題となっていた「性犯罪の再犯率」ですが、実証データが出始めてきました。今後も継続して行刑のありかたが議論されるよう望みます。