ウサギ:増えすぎて堤防が危機 東京・荒川の河川敷

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050219k0000e040070000c.html

東京都東部を流れる荒川の河川敷(墨田区墨田5)で、ホームレスの沖元智加男さん(57)=広島県出身=がペットにしていたウサギが繁殖、約50匹がはね回り、堤防に上って穴を掘ったり、芝を食べたりしている。管理する国土交通省の荒川下流河川事務所は「堤防の強度が危険にさらされている」と、来週にもウサギを囲い込むさくを作る。
ウサギは人に慣れ、散歩する人たちのアイドルとなっているが、同事務所は「穴や芝の傷みは水の浸透を容易にし、堤防の強度を低下させる。放置できない」と、沖元さんと対策を話し合ってきた。沖元さんも「ウサギの面倒を見るのが生活の張りだが、迷惑を掛けているのは分かる。餌代が1日約1000円かかり、不景気で日雇いの仕事が減って面倒を見るのが大変になってきた」と話す。同事務所は河川敷に木製のさく(縦8メートル、横10メートル)を作り、ウサギが堤防に近づかないようにすることにした。

 蟻の一穴。ウサギも侮れません。ところで、1日1,000円の餌代は住居費に充てるつもりはなかったのでしょうか。