大阪市職員の生命共済・公費負担問題で住民監査請求へ

http://www.asahi.com/national/update/0216/007.html

在職中に死亡すると550万円が遺族に給付される生命共済に、大阪市が職員約3万7000人を加入させ、22年間に約100億円の掛け金全額を市費負担してきた問題で、市民団体「見張り番」(松浦米子代表世話人)は16日、「条例に定めのない違法な支出にあたる」として、100億円全額の返還を支出当時の市幹部らに求める住民監査請求をする。大阪市で昨年暮れに発覚した一連の職員厚遇問題で、市民団体による監査請求は初めて。市は新年度から同制度を廃止する方針を決めているが、今後、過去にさかのぼって支出の責任を問われることになる。

 市民団体「見張り番」は、1990年の大阪市食糧費問題で住民監査請求を行って以来、大阪府・市の行政に対して厳しい監視の眼を向け続けてきた団体です。いくら不正支出を指摘し改めさせても、次から次へと問題が明るみになったら、いいかげん徒労感に襲われているのではと心配しておりましたが、まだまだ意気軒昂のご様子、安心しました。