裏山崩れ民家直撃、男性死亡 危険個所知らせず 和歌山

http://www.asahi.com/national/update/0304/OSK200503040021.html

 4日午前6時50分ごろ、和歌山市和歌浦中3丁目の無職西山楠雄さん(75)方の裏山の岩盤が崩れ、木造平屋の住宅の屋根を突き破った。居間にいた西山さんが岩(縦、横約1.8メートル、厚さ約30センチ)の下敷きになって死亡した。現場は県が崩壊危険個所と判断していたが、同市は住民に知らせていなかった。
 県砂防課によると、現場は県が管理する国有地で、01年の調査で「急傾斜地崩壊危険個所」と判断され、03年に和歌山市に地元住民に周知するよう指導したという。 
 しかし、市道路建設課は「県の情報に実際の住所と違う場所があって協議中だったため、住民には知らせていなかった」と話した。

 県からの指導があった2003年から今に到るまで、いったい何を協議していたんでしょうか。また、直接県が住民に情報提供することはできなかったのでしょうか。